鳥インフルエンザのパンデミックへの対策と実態
鳥インフルエンザとは鳥類の感染症で一般的にこのウイルスは野鳥の間を流行しています。鳥インフルエンザは異なる種類があり、人間に病気を引き起こすものは限られていますがニワトリなどの家禽が感染すると、重症となる場合があります。
鳥インフルエンザは通常人には病気を起こすことはなく、起こしても軽症なのですが近年、鳥類に集団発生しているH5N1ウイルスは人に簡単に感染する新種のインフルエンザウイルスとして突然変異で生まれる可能性があり、大規模なインフルエンザの世界的大流行、パンデミックが生じる恐れがあると多くの科学者は憂慮しています。
新種の鳥インフルエンザは1997 年に香港で発見され、A 型インフルエンザH5N1と呼ばれています。2003 年の終わりに再発し複数のアジア諸国に急速に広がり、多数の家禽に重度の感染症を集団発生させました。
現在の段階では、H5N1ウイルスに感染している人間から他者に簡単に感染することはないようで、鳥インフルエンザの感染経路は感染している家禽やその排泄物(もしくは家禽の排泄物が混ざった埃や土)に接触した人に感染することがある様です。
このウイルスに感染している家禽やその糞に接触した人に感染した報告が、タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシア等で110 件以上あり、多くの人が死亡しています。鶏肉や卵等、調理済の家禽製品から感染することはありません。
インフルエンザの世界的大流行は1918-19 年、1957-58 年、1968-69 年に起こり、1918-19 年のパンデミックでは2 千万人から4 千万人が死亡しました。
※ パンデミック(pandemic)とは、ある感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語である。日本語に訳すと感染爆発や 汎発流行にあたる。 感染症がコミュニティ内で 流行することをエピデミック(epidemic)と呼ぶが、それが規模が大きくな り世界各地で散発的に起こるようになった状態をいう。
:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鳥インフルエンザの種類で、人の症状は異なる様ですが、すべての種類で見られる症状は、発熱、咳、疲労感、筋肉痛、のどの痛み、息切れ、鼻水、頭痛等で人間のインフルエンザの症状です。
一部の報告ではH5N1 型が重度の肺炎を起こしたり、少数ですが脳炎や下痢症状を起こしたケースもあるようです。。
H7型の感染者によくある症状は結膜炎といわれています。
一般的にウイルス接触から2〜4日後に症状が現れるようですがほとんどの人はこの感染症になる危険はありません。
H5N1に感染する可能性がある人は、このウイルスが流行している地域に住んでいるとかまたはそのような地域を訪問した時に、感染している鳥やその排泄物に接触した人、感染地域で人間の鳥インフルエンザに感染した人と接触した人です。
鳥インフルエンザの今後の課題は、この新型鳥インフルエンザの人間用のワクチンはまだ開発されていなくて既存のワクチンは、H5N1型を含む鳥インフルエンザに対する予防にはならず世界中の研究者が開発に努力しているということです。
鳥インフルエンザウイルスに感染しているかどうか調べるには、痰や血液等のサンプル、または鼻や喉から綿棒で分泌物を採集して専門試験所で検査し診断します。
鳥インフルエンザに感染している場合には特定の抗インフルエンザ薬が、H5N1型の患者に使用されています。
様々な型の鳥インフルエンザが集団発生してきたオーストラリアでは生きた家禽や調理されていない家禽製品をアジアから輸入せず、またオーストラリアの国境では鳥類や鳥類製品の不法輸入に対する鳥インフルエンザの感染経路の監視がされています。
人間への感染の疑いがある場合には、保健省が、患者、医師、試験所と協力、診断して感染の拡大を防ぐために、感染の可能性がある患者は隔離されます。患者の身近の者で、ウイルスの感染の可能性のある方には感染の危険性についての情報が提供され、身近の方にも症状が見られる場合には、隔離して、検査が行われます。
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